クレッシェンド/デクレッシェンド記号を使用することで、演奏を次第に強く(クレッシェンド)または次第に弱く(デクレッシェンド)といった連続的な音量の変化を与えることができます。記号の<、>を入力するにはパレット中央のボタン(
)を操作します。パレット上段の矢印記号(
)はクレッシェンド、デクレッシェンドの切り替え、下の矢印は長さを変更します。
文字の[cresc.]、[decresc.]はスコア上の表示のみで、実際の演奏には反映されません。
※マウス・ボタン(
)や検索ボタン(
)については、「
音符入力」を参照してください。
クレッシェンドの入力
クレッシェンドの変更/削除
記号の付いた音符へスコア・カーソルを移動させ、クレッシェンド・パレットの記号ボタン(
)が押し込まれている状態にします。この状態から上段の矢印(
)を右クリックしていくと、クレッシェンド、デクレッシェンドの切り替えや、上下位置を変更することができます。左クリックしていくと元に戻ります。<、>の長さを変更するにはパレット下段の矢印を操作します。左クリックすると数値が減少し、右クリックすると増加します。数値の単位は、1つが約16分音符の長さになっていますので、矢印を左右クリックして調節します。押し込まれている状態の記号ボタン(
)をクリックして飛び出ている状態にするとクレッシェンド記号が削除されます。
クレッシェンド記号の表示位置の調節
トラック・ボタン(
)を使用して、クレッシェンド・デクレッシェンド記号の表示位置を上下左右に調節することができます。表示位置を調節するには、クレッシェンド記号、またはデクレッシェンド記号の位置にスコア・カーソルを移動させ、パレットのボタンが押し込まれている状態にします。次にクレッシェンド・パレットのトラック・ボタンを上下左右にドラッグします。
[cresc.]、[decresc.]とクレッシェンド・パレットの記号(<)は、それぞれの記号に対応したトラック・ボタンを使用し、個別に表示位置を調節することができます。
クレッシェンド・プロパティ・パレットでの値の調節
パレット・メニューのクレッシェンド・ボタン(
)を右クリックすると、クレッシェンド・プロパティ・パレットが表示されます。このパレットではクレッシェンド・デクレッシェンド記号によって変化する音量の開始値/終了値および、記号を入力しない場合の値(Default)を調節することができます。これらの値は、0〜127の範囲で変化します。
数値を変更するには、各記号に付いているトラック・ボタン(
)を使う方法と、数値(
)を左クリック(減少)、あるいは右クリック(増加)して変更する方法が用意されています。トラック・ボタンを左右にドラッグして目的の付近に変更した後に、数値部分を左クリックあるいは右クリックして調節してください。
注意
クレッシェンド・プロパティ・パレットの値は、これから入力するクレッシェンド記号(<,>)に反映されます。既に入力されているクレッシェンド記号の値を変更するには、記号を削除して、値を設定した後にもう一度クレッシェンド記号を入力する必要があります。
[Default]値は楽譜データに保存されます。他の値は保存されません。[Default]値は新規作成を実行すると初期値に戻り、他の楽譜を読み込むとその楽譜データの値になります。